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Mon, 22 Jul 2024
灯間が仕事に励む後ろで、大人しく『チーズはどこへ消えた?』を読んでた。
この本にネタバレって概念があるか不明だが一応、感想系はクッション。
あいつの目線からだと俺は小人のホーらしいけど、俺からは灯間の方がホーだろって思える。こんなとこでも似たもの同士だよなぁ。ちな俺は自分ではネズミの方だと思ってる。変化は元から多かったし、さぁ動こうって時に、あんま怖くて踏みとどまるって事がなかった。短絡的〜。
俺はこれ系の本は読まねぇし感銘を受けるタイプでもないから、ふーん。て感じだったが…この本のすげぇなって思ったポイントはいくつかある。例えば、大衆がそれぞれ自分の人生を投影できるように、つまずきあるあるネタを巧く寓話に落とし込んでるとこ。占いでよくあるバーナム効果的な手法もあり、例え上手なのもあり。作者の狙いを的確に伝える、しかも不特定多数に。これが真の言語化能力ってやつなんだろなぁ。流石はベストセラー本。
あと構成もうまい!イントロで"この寓話が人々に与えたプラスの影響"を語ることで興味を掻き立て、内容に神話性を待たせてる。「そんなすげぇ話が?俺も聞きたい」ってなるよな。そしてネズミの役割。こいつらはただ人間の複雑さを引き立てるためだけの存在じゃない。それよりも"Nを見つけた"という情報を先に読者に与えるのが重要で、後述する俺みたいな捻くれ者が「いや迷路にチーズなんてもうないかもだろ」とか言い出すのを防いでる。いやー…巧み。こんなに短いのにすげぇ本だなぁ。
この手の本は希望に満ちてるのが基本だろうからこっから先は野暮な話だが、先んじて飛び出した奴が疲れて野垂れ死ぬかもしれないし、絶望して動かなかった方に幸運がやってくるなんて事も残酷な現実じゃあり得る。変化に適応しようと前向きに進んだって、そこに希望があるとは限らない。結局はその現状でどんな考え方を出来るかっていう精神論であり、結果論。持てた者は正しかったと思うだろうし、持てなかった者は裏切られたと感じる。
…迷宮には化け物が潜んでるものだからなぁ…女神に惚れられて糸玉もらえるようなイケメンじゃないと、そもそも安全にNには辿り着けないかも。
っていう絶望エンドの方が好みだな。キングの影響モロバレだけど。
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