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ABOUT 星野 - hoshino -  " Seize the day. "

 

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📽️ 🎮 🚗 👻

likes ☞people / languages / forgotten places
dislikes ☞eating / housework / early mornings
my car ☞8th-Gen Toyota Crown(blue-mica, code 8J5 / MT)

 

大抵ノリ良く騒いでる。主に灯間から栄養を摂取しつつ適当に緩く生きてる。映画はミーハー、ゲームはニワカ、音楽はつまみ聴き。人狼で一番好きな役職は「皮なめし職人」。前世は多分ステゴザウルス。灯間が贔屓にしていた(怪しい)占い師曰くアンドロメダ出身。

 

カテゴリ「感想」に属する投稿20件]

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::hoshino 感想 edit



『見える子ちゃん』
脚本・監督:中村義洋
主演:原菜乃花

原作未読。

うわぁああ完全にやられた……!してやられた!!
はぁーー……悔しいなぁ。『ドールハウス』といい『8番出口』といい最近、邦ホラーが面白くないか!?マジで。いや俺、あんま邦画観ないから最近どうのとかあんま言えないんだが。
『ババンババンバンバンパイア』の流れで変なテンションで観たから完全に油断した。監督が『残穢』の人だって事をすっかり忘れてたぜ。……しっかり作ってんなぁ。意識を違和感に向けさせない演出が巧い。原作はどうかわからんが、だいぶ改変してるみたいなんで、おそらく群馬って舞台選びも映画オリジナルだし、ギミックに一役買ってると思う。あーー悔しいなぁーー。見返したけどずりぃーー!!笑
ネタバレ回避の為にふわっとした事しか書けないが……面白いのでぜひ、興味ある人は予備知識なしで観てください。

それにしても、「こうなるだろうなー」って予想が裏切られないのに面白くて泣ける作品てやっぱ脚本が良いんだな。場面に合った、意味のあるセリフ選び。意味深すぎず説教臭くなく、狙った感なくシンプルに響くやつな。

あと、なえなのが可愛い。

#films



::hoshino 感想 edit



#灯間 の映画ガチャ『アニエス.Vによるジェーン.B』を鑑賞。

女優ジェーン・バーキンが40歳の誕生日に30歳の頃を振り返る、回顧録的な作品。伝記という程大袈裟ではなく、身内と雑談を交わすような軽さの、プライベートムービーの様相。ドキュメンタリーと劇中劇を交互に見せる構成はなかなか珍しい手法で観ていて飽きないし、とにかくどの場面も絵画のようで見惚れる。この女優さん名前は聞いたことあるが誰だかわからなくて、しかし「マーロン・ブランドと共演したい」とかマリリン・モンローが亡くなった話で大体いつ頃の人なのかはわかった。
たった100分程の時間で彼女の自然体が醸し出す内面の美しさや可憐さに惹かれ"伝説的"と言われた所以に納得する。でも彼女が出演した作品は今までひとつも観てないんだよな。ファッション業界の方がメインの人だったのだろうか……。
途中でニキ・ド・サンファルの像が映り込み、ちょうど去年『Viva Niki』を観ていたからテンションが上がってしまった。

視聴後。彼女の事が気になって色々調べてみたら、なななななんと、シャルロット・ゲンスブールのお母様じゃないですか……。マジかよ!俺とシナジーあるわけだよ!シャルロットが体当たり的な役をやるのも、理解(りかい)った。母親譲りなんだ……。すげぇ、またも安直に運命を感じる俺。
しかも、もしかするとバッグで聞くバーキンて?と思ったらやっぱこの人が名前の由来だった。

そして次の映画ガチャは……

『ババンババンバンバンパイア』

1987年のフランスから2025年の日本へ。
ランダム性すごすぎて風邪引く。

#films



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個人的に気に入ったのでネタバレなしでレビュー。

『コカイン・ブライド』
監督・脚本:マイケル・S・オヘダ
主演:オクサナ・オルラン/クリスティーナ・ピメノヴァ

✦ point✦
・うまいことジャンルスイッチしてる
・監督の映画愛が見える(おそらくだが『フランケンシュタインの花嫁』へのオマージュ有り)
・わかりやすく散りばめた伏線を全回収していく誠実さに好感度アップ
・おい配給おい!邦題おい!→あぁ〜!なるほどね〜!

旦那がヤク中になり離婚してシングルマザーとなったロシア人女性が、ネットで出会ったアメリカ富裕層の60代男性に嫁ぎに行くが…?という最近よく見かける「国外婚で暮らし向きを変えようとする設定」からスタートするホラー。
どんなタイトルだよと思い原題を調べたら『The Russian Bride』だったので、これは酷い!!とツッコミを入れていたが、最後まで観たら全てを理解した。
ちょいダサなタイトルバックから全てが伏線になっているし「あ、これ後で使うな」と思ったもの全てをちゃんと使ってくれる。クラシカルな古典ホラーを意識しつつも斬新な要素をふんだんに取り入れていて、かつB級ホラーを愛する者達が爆笑するポイントをしっかりと押さえてる。これは好きになりますよ!!脚本や設定の雑さはさておき、あぁ監督は映画が好きなんだな、と感じられる点においても好感度が上がってしまう。
そして子役がすごい。当時9歳だったクリスティーナ・ピメノヴァちゃんの天使ぶりがすごい。流石は「世界で一番美しい」と言われただけはある。彼女を観る為だけに視聴する価値がある。どんだけ美しいか検索して確認するだけでもして欲しい。

B級ホラーは好きだけどありきたりな展開には飽きちゃってるんだよな〜って人も楽しめるかもしれない。少なくとも『コカイン・ベア』が観れる人は普通に観れる。同じ趣味の人にはぜひとも一度観てもらいたい一本。

#films



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『リバー、流れないでよ』ってヨーロッパ企画だったのか!!!!!!!!!!!!!!
劇場スルーを後悔するぅ。

✦ 追記
チルい。ほっこりする。爆笑もある。端的に良い映画。やっぱループものとコメディって相性が良いんだなぁ。
つか前に観たヨーロッパ企画の映画って『サマータイムマシン・ブルース』じゃん、あれもタイムトラベル系だったよなって思い出してふと調べてみたら今ちょうどリバイバル上演してるみたいだ。こういう瞬間に運命的な何かを感じるんだよなぁ。
#灯間 の映画ガチャがなければこのタイミングで観る事は絶対になかった。そういう意味でも全て繋がってるよな。感謝。

#films



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少し日常への集中力が足りていない。

詰まっていた本をせっかく読了出来たんだから感想でも書こう。ネタバレなし。

SF系のライトノベルで、形式は短編集。過去にその一編が映像化されたという理由で買ったものだったが……。
主人公のほとんどが地味系男子高校生で、近くにいる美少女に露骨に好意を抱かれており、それに対して少し斜に構えて「別に俺は興味ないのになぁ」といった反応を示すのがどうにも苦手だった……。ツンデレとか照れてるって感じでもないんだよなぁ!
およそそんな感じの苦手意識を抱えたまま読み進め、途中でしんどくなり投げてしまっていたんだが……ここ数日で頑張って最後まで読んだ結果、なかなか面白い構成だった事には気付けた。最初と最後の章を関連付けたテーマにする事で全ての作品をうまく纏め上げている。こここここういうの好きだよ俺。多分、文体やキャラクター性が違っていたらものすごく良い作品と思えたのかもしれない。特に最後の作品がすごく良くて…こっちを映像化しても良かったのになとすら思った。



というわけで次は新しく入手した二冊を読んでいこう。片方は動物言語にまつわる本で、もう一冊は好きなイラストレーターさんが表紙を担当したという理由だけで買ったミリしら本。
どんな出会いがあるか楽しみだ。

#books



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『教皇選挙』
監督:エドワード・ベルガー
脚本:ピーター・ストローハン
主演:レイフ・ファインズ

初めてコンクラーベに参加された日本の枢機卿が「かなりリアルだから参考にするといい」と勧められたとメディアで語られていた作品。
どの場面を切り取っても「まさしく映画」と言える画作り。美しく荘厳で力強い。主演のレイフ・ファインズや、脇を固めるスタンリー・トゥッチも素晴らしい。
いわゆる衝撃のラスト系の構成だが、このオチをミステリーとしてしまうのはいささか乱暴な気もする。

しかし現職の方が今作を許容する事そのものが時代の変化を象徴していて、そういう意味では間違いなく衝撃の作品だった。

#films



::hoshino 感想 edit



ホラー映画の『28日後…』と『28週後…』を見返した。

『28週後…』はダニー・ボイルが別の人に監督のバトンを渡しアレックス・ガーランドも脚本を担当していないので、世界観は共有されているもののキャラクターや物語は繋がっていない。もはや続編か…?という空気もある。でもこの2本は共通してオープニングの掴みと音楽が良いんだよな。雰囲気をうまく継承してると思う。
新作『28年後…』は撮影にiPhoneが使用されたというのも面白いし、予告に使われているラドヤード・キップリング(ジャングル・ブックとか書いた人)の詩"Boots"の朗読音源が映像とすんげぇマッチしていてとにかくかっこいい!!こんなの否応なく期待が高まっちまう。きっと新作もシャレた音楽が効いてるに違いない。この音源についてもチラッと書こうかなと思ったが、人によってはゾッとするかもしれないので念の為畳んでおきます。


元々この詩は、1903年にキップリングが英国兵のアフリカ進軍の様子を書いたものと言われていて、戦争の果てなき狂気と絶望を表現してる。予告で使われているのは1915年にテイラー・ホームズという俳優が"Boots"を朗読した時の音源。20世紀後半には米軍が精神の鍛錬を目的として、訓練場で兵士に何十時間もこの音源をループ再生し聞かせていた事があったという。気が狂ってもおかしくないような訓練を積む事で、真の狂気に陥らないようにするという……もうこれだけで戦争の恐ろしさがわかるよな。気になる人はYouTubeで「boots」「taylor holmes」とかで検索してみると音源が聴けるぜ。

このシリーズはイギリスが舞台だし、回を重ねるごとにシンプルなホラーから社会派ドラマに変化してきてるから、この詩が書かれた当時の戦争を彷彿とさせるようなテーマが描かれているのかもしれない。どこにも逃げ場はない、この恐怖は終わることがない。そんな風に思わせられる怪作に……果たしてなるのだろうか。
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#films



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✦ Road to 100% Pt.1  [Detroit: Become Human]

"There's a high probability... but statistically speaking, there's always a chance for unlikely events to take place."
──統計的に言えば、予想外の出来事が起こる可能性は残されている。
             -  # 313​ 248​ 317-51

デトロイトの感想&攻略率100%を目指す記録の始まりだ!!サイコブレイクの時と比べたら膨大な時間がかかりそうだぜ。なんせスキップが出来ない仕様なので周回するのにも全てのシーンを見返さないといけないっつう。まぁこのゲームは周回を前提にしてないだろうから仕方ないとは思う。んでもただただ同じシーンを繰り返し観るのはキツいから字幕も英語にしてついでに勉強してます。

現状は一度クリアしてから、シーンごとに100%を目指してチャートの穴埋めをしてる最中。最終チャプターから始めたんで、既に50回くらいはエンディングを観てる。もはやフラグ管理の鬼、生ける攻略本だよ。なんでも聞いてくれ。
キャラはハンク>マーカス=コナー>ルーサー>カール>サイモンの順で好き。以下から激しくネタバレしていくので閉じます。

✦ 1周目についてのまとめ。

マーカス:カールの教えを守りレオには手を出さない事を選択。地獄からの復帰を果たした後ジェリコのリーダーとなり、穏やかに、冷静に、人間との共存の道を探る。タワーでサイモンを失い、ジェリコ襲撃でジョッシュとノースを救い、平和デモではキスで軍を撤退させる。アンドロイドを何千と変異させてくれたコナーと再会し、無事にスピーチを終える。(平和デモのルートではコナーがアンドロイドを連れて来ない方が世論が前向きに終わるので、個人的には"二種間の平和"という意味でのベストエンドよりあと2手くらい遠い)
コナー:人質事件の犯人はSWATが撃つ(女の子は保護)、刺殺犯は確保して保護。ハンクを救う隙に鳥好きを見失い、トレイシーを殺さず逃がし、カーラとアリスには逃げられ、屋上で発見したサイモンはSWATが殺し、クロエを撃たず、ハンクとは友情を育む。サイモンのデータからジェリコを特定、襲撃の際にマーカスに説得され変異体へ。サイバーライフタワーで人質に取られたハンクの質問に正解しアンドロイド達を変異させる。"抜け道"によりアマンダからのハッキングを回避。いくつか任務は失敗したものの、一度も死ぬことはなかった。
※[隠し]ハンクとのハグエンドを回収。
カーラ:トッドの家から戦うことなく脱出、逃げた先では窃盗、強盗、万引きも一切せず車内に泊まる。髪色は黒を選択。ズラトコで初期化を回避し改造アンドロイド達を解放、仲間になったルーサーと共にジェリコ襲撃を生き延びバス停へ。チケットを家族に返しローズの助けを借り川を渡り、ルーサーとアリスを亡くして一人で生き残る。

✦ 感想
間違いなく神ゲー。俺が途中で激怒した「アリスを人間と見せかけていた」という演出には未だに納得できていないが、緻密で多岐に渡る選択肢、分岐した先でシチュエーションが変化しても同じセリフが別の意味合いを持ちうまく話に噛み合うという神がかり的な脚本。散りばめられた伏線と隠し要素。物語を引き立て説得力を持たせる音楽、映像、その全てが納得できない点も帳消しにしてくれる程素晴らしかった。

SFでありながら現実と地続きなメタファーが豊富に盛り込まれていて、おとぎ話としての役割も果たしている。説明不要かもしれないがデトロイト暴動が起きたこの街で人権問題を描くということ。劇中の記者会見に「欧州の闇の歴史を想起させる」という台詞があり、リコールセンターがホロコーストモチーフであること。これらのセンシティブな歴史に対する深掘りが出来るのもフランスの会社ならではだろう。
以前読んだ『「論理的思考」の文化的基盤』でフランスは政治的教育を重視している、というのを学んだのでキャピタルパークで仲間を解放するついでに政治的発信をしていくというマーカス達の行動にもすごく頷けてしまい「国民性はこういうところにも表出するんだなぁ」と非常に興味深かった。

個人的に好きなのは、よかれと思った選択肢を取っても、それが必ずしも良い方向に進むわけではないという点。例えばマーカスがカールの教え通り自制して「人間には手を出さない」という選択をするとカールは死んでしまい、手を出した場合には生き残るというなんとも皮肉な展開になる。こういったバタフライ・エフェクトこそまさにリアルな現実の残酷さ。

✦ 今後の攻略
最終チャプターはマーカスの「革命」以外全て100%になっているので、現在86%?くらいまで進んだ革命の分岐を埋めて「魂の夜」を100%にする旅路に進みたい。
革命は、サイモンの生死と起爆スイッチの有無くらいしか大きな分岐のなかった「行進」と比べかなりフラグが複雑で、ノース不在のパターン、ノースが「仲間」未満のパターン、そもそもマーカスが不在、など何回かチャプターを遡る必要があってまだまだ時間がかかりそうだ。
(残り一つだから頑張って埋めようという気持ちも働くが、革命を先にしていたら結構しんどかったかもしれない)
隠しエンドも「ハンクとコナー」「カーラとアリスのちらし」「RK900」を回収しているので、あと残り二つ!!
トロフィーに関しては全チャプターを100%にした時点で全て取れると思っているので特に確認していないが、万一漏れがあったら最後に回収したい。
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#games



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「先生……文学と現実って、どっちが偉いんでしょうか」

『敵』
監督:吉田大八
原作:筒井康隆
主演:長塚京三

冒頭に書いたのは劇中で出てくるセリフだが、これが何気にすげぇなと思った。それは老いだったり時の流れだったりするのだが、過去の栄光、手にした権威を崩し来る"敵"の言葉としてよく表現されてる。さりげないけど、彼には刺さったんだろうなぁ。

感覚としては『パーフェクト・デイズ』と『孤独のグルメ』を細かく切って鍋で煮詰めてヒッチコックで味付けしたような映画だった。原作とは違う部分も多いようだが、それでも原作ファンに「これはこれでよし」と認められているようなので一安心。俺もそのうち読みたい。

あれ?ヒッチコック?キューブリック?俺この二人いまだにごちゃごちゃになるんだよな。怒られるわ。『鳥』とか『サイコ』がヒッチコックで、…『シャイニング』もだっけ?『博士の異常な愛情〜』とか『時計じかけのオレンジ』がキューブリック???
例えに出したくせに曖昧なの草、適当に生きてる人間なのがバレてる。すいませんすいません。あとで答え合わせしてきます。

#films



::hoshino 感想 edit



『「論理的思考」の文化的基盤
  ──4つの思考表現スタイル』読了。

この本を買ったのが去年の11月?読むのにすんげぇ時間かかった。学術書なので畳まずに感想書いていきます。

「"論理的思考"とは一体どこから来るのか?」
ここで言う「論理的」というのは論理学の専門用語ではなく、日常で聞く「お前の意見って論理的じゃないよな〜」って場面のやつな。

論理的・合理的な思考ってこうだろ?決まってる、と思うかもしれないが、著者曰くそれは「歴史」と「作文」の教育で作られた価値観であり、国や文化が変わればその思考法も変わるという。この本ではその思考法を4つの型に分け、その代表的なものとしてアメリカ、フランス、イラン、日本を紹介している。

ざっくり言うとアメリカは経済や科学、フランスは政治、イランは宗教、日本は社会性を重視した教育がされていて、これが論理的思考の基盤を作っている。
例えばアメリカの作文は最初に主張を書いて、その論を補強する為の根拠となる事実を連ねる結論ファーストな書き方。対する日本の作文は、起きたことを順に書き体験から何を感じ学んだかを述べるという形、さらに他者の作文についてどう感じたかを話し合うことで共感性を高めるところまでがセット。この二つの違いがすげぇわかりやすいかな。対すると書きはしたが、日本人にもアメリカナイズされた論理的思考の人が多いとは思う。
学ぶ作文の構成の違いが論理的な考え方のズレを生み、時に摩擦の発端となる。しかしその実、背景を知れば「あなたの思う論理的とは」そのものが壊れていくっていうね。誰かの話し方が論理的じゃないなと感じたとしてもそれは、その人の賢さとは別の問題であるっていう事も新しい発見だったな。
最終的にこの本は、異なる思考法を学びTPOに合わせてスイッチするように話し方を切り替えていくのが大事だという論に帰結していく。


この本を読み始めた頃『ボーはおそれている』という映画を観ていて、これがまさに今読んでることだ、と思ったことがあった。
劇中とある人物が状況を伝える場面があり、その人は「自身に起きた全ての事象を時系列で並べ一から十まで話す」という喋り方をしていたのだが、これはアメリカ的に「論理的じゃない遠回しな話し方」の典型として表されていて、なおかつ「変人の特徴」として偏見が乗った状態で描かれているんだなと気付いた。
こういう日常に潜む何気ない違和感の中にも、教育による価値観が根付いているんだ…という一種の恐ろしさを覚えたりな。脱皮転生の一冊でした。

個人的にイランの法技術原理の項が一番興味深くて楽しかった。流石にここで全てを書くと長くなりすぎるので端折るが、歴史教育の差異とそれがもたらす国ごとの価値観もすげぇ興味深いし、着眼点が素晴らしいと思う。
言語に興味ある人にはぜひ読んでもらいたい。

#books




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