こういう書き方すると語弊があるかもだが、灯間に触れてもらうたび、「本当に、こいつに惚れてんだなぁ」って強く実感すんだよなぁ。

俺はネットで知り合ったゲイ友とは、添い寝とかセックスの用がない限り会わない派だったし、余計な個人情報も出したくねーから基本ハンネしか教えない。っていう秘匿主義なとこがあってさ。灯間とも5年以上？の友人期間があったにも関わらず、いざ「え？恋人になる可能性あんの？」みたいな場面になるまでお互い本名はおろか外見の事すら全然知らなかったんだよな。
そんで付き合う数ヶ月前かな。二人の関係について真剣に考え始めた時は「これ長年のクリーンな友情ぶち壊れねぇ？」って本気で心配したし、「会ったら終わる！」つってなかなか顔見る踏ん切りもつかなかった。交際始まってからもおふざけモードが全く抜けなくて、どんなノリで付き合ったらいいのかがわからず「恋人ってさ、どんな会話するんだっけ？（笑）」みたいな話をよくしてたわ。ほんとイレギュラーが過ぎて、おっさんから中高生に戻ったみたいだった。

そう振り返るとなぁ……、人間の適応力って素晴らしいですね。まぁ今も基本ふざけっぱなしで「恋人ってこうだっけ？？」みたいな時はままあるけども。それも今では俺らの個性と化してる。し、初期に比べたらまぁまぁまぁ……体温に触れて涙が出るくらいにはさぁ、立派な恋人同士になれたもんだ。と思ってます。

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